意識の持ち方、言葉の使い方で体調が変わる場合が多々あります。
例えば施術後に、
痛みが半分になったとした場合
痛みが改善した部分に意識が行って
「だいぶ改善しました。」
という言い方をする方
痛みが残っている部分に意識が行って
「まだ、痛みが残っています。」
という言い方をする方
色々な言い方をする方がいらっしゃいます。
自分の経験では明らかに
前者の
改善した部分に意識が行く方の方が、
その後の経過が良いようです。
また、意識の上での言葉の使い方では、
「痛みが無くなる。」
というより
「軽快に動いている。」
という意識の持ち方が良いようです。
「痛みが無くなる。」という意識の仕方は、
まず、「痛み」という事を意識した上で、
「無くなる」と意識するので、
潜在意識的には、
「痛み」を認識してしまうようです。
普段の言葉でも
「痛い」
と感じた場合、
感じる事それ事態は事実ですからしかたが無いとして、
それを、まわりの人にそのまま言葉として
「痛い」
と話してしまうと、
話している自分自身の脳が
「痛い」と認識してしまって、
かえって痛みを増してしまうようです。
この場合は、
目的無く痛みをまわりに訴えるのは止めて
必要がある場合、
例えば、腰が痛くて落ちているものが拾えないような場合、
自分の状況を説明しないで他人に拾うようには言えませんから
その必要性において
自分の状況を説明するという意味で
「痛い」と言うという場合のみにしていきたいということです。
当院の例、
あるお母さんの話
この方の肩の痛みがひどくて長年色々な療法を受けても効果が無く、
娘さんにしょっちゅうその事を話していて、
当然、治すすべのない
娘さんの方も聞くのがイヤになるような状態でした。
その方へのアドバイスとして、
当院に来た時には痛みについて何でも好きなだけ話してもらって良いので、
家族の前では少しでも改善したところを見つけて、
良くなった話だけする様に話しました。
この方は、それを実行しました。
次回来院時に確認したところ、
あんなに痛かった肩がうその様に改善したそうです。
この様に、
自分の口から出す言葉を変えて行く事で、
体調に変化があると言う事です。
意識や考えを変えるのはなかなか難しい事ですが、
自分の口からでる言葉は、
心掛ければ、
変えて行けるのではないでしょうか?